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【貯水槽設置の重要性vol.2】

 

昨年(平成22年)は阪神淡路大震災の15年目にあたります。年頭に当協会も、当地をたずね、当時の様子が今でもたくさんの傷跡を残していることを改めて知り、子供たち、お年寄りの方の当時の気持ちをしたためたメッセージを拝見して参りました。

ほとんどの人々が「水」に対する強い表現でした。飲む水・トイレの水等、生活に密着した「水」が使えない事が如何に不便で、また生きる上で大切だという事を教えていただきました。 

このたび3月11日の宮城県三陸沖を震源とした東北地方太平洋沖地震におきまして、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、心より深くお悔み申し上げます。

東京都では近年、貯水槽施設の撤去が進んでいるこの現況を、しっかりと見直しをしなければならないと強く関係機関に訴えたいと思います。

生活にまず欠かせないのは「水」です。直結方式では、埋設管も大被害を受け、当然停電もあり、増圧ポンプも停止し、インフラが整備されるには、被害の状況にもよりますが、相当の期間「水」の供給が断たれ、高層ビル、高層マンションも乱立している今の東京は計り知れない大パニックに至ると恐怖心さえ覚えます。 

埼玉県ではこのたびの東北地方太平洋沖地震の翌日、地域の小学校等の高置水槽(高架水槽)への満水の指示を出したと伝え聞いております。停電になったときにも水が建物に供給できるようにとのことからです。

「貯水槽」を設置し、耐震対策をすれば、阪神淡路の方々、このたびの東北地方太平洋沖地震で「水」という重要なライフラインの確保に困っている方々が困った悲しい出来事は少しでも避けることが出来ると確信します。

小規模貯水槽も含め、これらが生活に、災害時に絶対必要だという事を認識していただきたく、説にお願い申し上げるとともに、全水協 東関東支部は皆様のライフラインをしっかりとお守りするのだ、という強い信念で今後も邁進する所存でございます。 

 

このたびの東北地方太平洋沖地震被災地におきましては、被災者救助や災害対策に全力を尽くしていらっしゃる関係者皆様に敬意を表し、私たち 公益社団法人全国建築物飲料水管理協会東関東支部会員といたしましても、微力ながら被害にあわれた施設、設備の復旧活動、情報の提供などを通じて被災された方々のお役に立てますよう努力してまいる所存でございます。 

被災地におかれましては、一日も早く普段の生活に戻れますよう、皆さまのご無事を心よりお祈り申し上げます。

ごあいさつ

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